2023/05/03
本場の杏でジャム作り
産直、鮮度抜群の杏
杏の本場、長野県 千曲市の杏 農家の方から完熟杏をいただきました。
一般的に生産者が出荷するデリケートな果実は、完熟前のもの。
杏も完熟状態では出荷されません。
採りたて完熟杏の味は格別です!
一つ味見のつもりが、跡を引き五つも食べてしまいました。
新鮮なうちにジャム作り
杏ジャムの 作り方 は、いたって簡単。
①洗って種を除いた杏を鍋に入れ、実の重さ(種を除いた)の約半分の重さの砂糖を混ぜます。
②砂糖を混ぜ、しばらくすると杏から水分が出て、白い砂糖が溶けた透明になってきます。
(注) 水は一滴も入れなくてよい。
③中火にかけ、鍋底を焦がさないように時々かき混ぜます。
➃水分がたっぷり出るので、ジャム状にするにはかなり煮詰める必要がありますが、あまり煮詰めずゆるいくらいにしました。
お好みで、レモン一個分の果汁を加え、火を通して完成です。
ペースト状にしないで、苺ジャムにイチゴの実が分かるように、多少杏の実を感じる程度のゆるめ。
パンになじみやすく、またヨーグルトに掛けてもいいですね。
季節限定でしか手に入らない 「杏」
甘酸っぱい杏ジャム。
杏は梅雨頃が旬で、蒸し蒸しした暑い季節、酸味が効いてすっきり美味しくいただけます。
色目も元気の出るさわやかなオレンジ色。
添加物なしの健康食品、煮沸消毒した保存ビンに入れ、冷凍保存もできます。
最後に
毎年、杏の里(長野県千曲市)で開催される「あんずまつり」に行っていますが、杏を育てる方がご高齢になったり、後継者がいなかったりと咲く杏の花も年々少なく感じているところです。
いただいた完熟に実ったりっぱな杏ですが、ここまで育てるにはどれほどの手間がかかっていることでしょう。
素人の私が知っているだけでも、年に何回かの消毒、摘果(良い果実を実らせるため、適当な数の花を残して他を摘み取る)、枝の剪定、が思いつきます。
専門に杏を育てていらしゃる方々は、きっと他にもいろいろ作業があることと思いを馳せます。
何事においても当てはまると思いますが、優れたものを生み出すには、それ相当の愛情と日々の努力が必要なんでしょうね。
おまけ
「ハーコット」 も少しいただきました。
見た目は、完熟杏のように見えます。やや大きめでしょうか。
少し置いてからの方がおいしいとのことで、4~5日経ってから食しました。
初めは気持ち青味がかっていたところも、キレイで鮮やかなオレンジ色になり、割ってみると、種が実から簡単に取れ、甘くて味の濃い美味しいフルーツになっていました。
左が杏の種、 右がハーコットの種。
実はハーコットの方が大きめなのに、種は小さく丸みを帯びています。
あまりの美味しさに、駄目元で種を植えてみようかと思います。
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